正しい血圧の測り方 その1
2026年05月24日 22:30
診療中に、『ご自宅における正しい血圧の測り方』について質問いただくことが多いため、今一度まとめてみました。
血圧を正しく測定するためには、「測定前の準備」と「正しい姿勢」が非常に重要です。
数値は少しの条件の変化で変動するため、以下のポイントを確認してみてください。
1. 測定前の準備
• タイミング: 朝(起床後1時間以内、トイレを済ませた後、朝食・服薬の前)と、晩(就寝前)の1日2回が理想的です。
• 環境: 静かで、暑すぎず寒すぎない快適な室温の部屋で行います。
• 安静: イスに座ってから1〜2分程度安静にし、リラックスしてから測定を開始します。
• 避けるべきこと: 測定前30分以内の喫煙、飲酒、カフェイン摂取、激しい運動は避けてください。
2. 正しい測定姿勢
1. イスに座る: 背もたれに軽く背をあて、足を組まずに、足の裏を床にしっかりつけます。
2. 腕の高さ: 腕(カフを巻く位置)が心臓の高さと同じになるように、机やクッションで調節します。
3. カフ(腕帯)の巻き方:
• 素肌、または薄手のシャツ1枚の上から巻きます(厚手のセーターなどは脱いでください)。
• 指が1〜2本入る程度の強さで巻きます。
• ひじの関節から1〜2cm上にカフの端がくるようにします。
3. 測定中の注意点
• しゃべらない: 測定中は会話を控え、動かないようにします。
• 記録: 1機会につき2回測定し、その平均値を記録するのが望ましいとされています(家庭血圧計に記録機能がある場合は、それを活用しましょう)。
💡 ワンポイントアドバイス
家庭での血圧測定値は、診察室で測るよりも低めに出る傾向があります。一般的に、家庭血圧では 135/85mmHg以上(病院などの診察室血圧では140/90 mmHg以上)が高血圧の目安とされています。
日々の変化を記録しておくことで、ご自身の体調管理や、診察時の重要なデータとして役立つのでぜひオススメです!
